フランスからの客人2

フランスからの客人が、またやってきた。
名前は、フィリップ(Phillipe)、通称フィル(Phil)である。

こいつは、またすごいやつで、私と同じ年であるらしいのだが、フランスを出発したのが一年前で、いまだに旅行中。
日本についたのが一週間前で、ただいま鹿児島旅行中である。

3年かけて、世界をまわるんだって。

すごいやつだ。。。

最近、海外からのお客さんが多いので、日中は基本的に付き合わないことにしている。
仕事や、チアやその他もろもろのやらなくちゃいけないことを後回しにして、お客さんに合わしていたら、だんだんしんどくなってきて、しょっちゅうお客さんを呼べなくなるので、無理はしないことにしている。

ただ、朝食や夕食は、基本的に家で作って食べるから、もし来たければどうぞ、というスタンスでいく。

フィル君は、いつも朝食と夕食をうちに食べに来た。

そして、今日は桜島に行っただとか、指宿に行って砂蒸し温泉に入ったら暑かっただとか、知覧の特攻記念館に行ったら、外人が珍しいのかすごくじろじろ見られただとか、その日にあったことを、夕食のときに話す。

そして、いつもネットで、お天気をチェックし、次の日の予定を決める。

世界中を旅している彼は、いつも予定は前の日に決めるんだそうだ。
天気や、周りの人や、そのときの気分で、次の日の予定を決める。

それが、きっと一番快適な旅の方法なんだろう。
まぁ、時間は3年間あるんだから、のんびり快適な方法で、世界を周るのが一番なんだろう。

うちの教室に滞在していた一週間の間、JECのレッスンにかなり参加してくれた。

鹿児島では、フランスのパリジャンに会うこと自体が珍しいし、ましてや、3年かけて世界を周っているフランス人と話すことってめったいにないので、生徒さんにとってもいい経験になると思ったので、お願いしてみたら、

フィル「僕にとっても、とてもいい経験だよ。日本で、英語のレッスンに参加したなんてね。」

と、快く承諾してくれた。

プライベートレッスンで。

大人のレッスンでは、これまで行った国の話や、フランスの話、文化の違いの話など、いろんな話をしてくれた。

こどもコースで。

こどもコースでは、地図を見ながら、一年前にフランスを出発してから、どうやって日本に来たのかを、詳しく教えてくれた。

まぁ、こどもにとっては、あれ、いつもと違う先生がいるぞ?
ぐらいのもんなんだろうが、こどものころから、こうやって、いろんな国の人に出会うということは、確実にいい経験だと思う。

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