思い返せば、今年の夏、お盆休みに、南フランスのニースというところから一週間ほど客人が来ていた。
ジャックという名の、まぁまぁ若者(30才)の黒人系フランス人。
英語名だとJackなのだが、フランス語だと、Jaque というスペリングになるらしい。
枝豆を食べるJaque。
この豆はどうやって食べるのか、と聞いていた。
まさしく、ジャックと豆(の木)
フランスの人は、義理堅い人が多く、バックパッカーなので、すべての荷物はしょって歩かないといけないのに、フルボトルのフレンチワインをくれた。
これ、何本リュックに入ってるんだろう。
とても控えめな彼は、とても天気に恵まれず、鹿児島にいる間、80%は雨だった。
一日、熊本に行ったが、その日は鹿児島は晴れて、熊本は雨だった。
メインイベントだった、薩摩川内の花火大会も延期になって見れなかった。
そんな中、彼は、
「仕方ないさ。」
と優しく笑っていた。
お盆休暇中だったこともあり、私は実家に帰っていて、ほっときっぱなしだったのだが、お盆明けに娘のチアお披露目会に一緒に参加したときの話。
娘とうちの母とJaqueと私で行ったのだが、
他のメンバーの保護者のひそひそ声 「え?? あれ、あんちゃんのパパ?」
ないない、jaqueからあんちゃんの顔は決して生まれることはない。
帰りに、鹿児島名物のとんとろラーメンに寄ってみたり
娘と遊んでくれたり
うちで頼んでる大工さんを呼んで、日本建築とフランス建築の話をしてみたり
日本庭園ぽいとこに行ったり。
相変わらず義理堅い彼は、最後の日に、鹿児島のサツマイモのスイーツを買ってきてくれた。
それを一緒に食べながら、
「これ、さつまいもって知ってた?」
と聞くと、
「え?知らなかった!」
と答え、
フランスにはサツマイモが存在しないらしく、知らずに買ったのにとてもラッキーだと言っていた。
次回は、南フランスで会いましょう