Perth Diary 12

本日パース最終日。
残された最後のタスクは、地元の小学校を見に行くこと。

私たちが泊まっているホストママが手配してくれて、実現した。

JECの子どもちゃんたち連れて来たら、地元の学校に通うというプログラムを実現するため。
いいよね、外国に行き、地元の学校に通い、地元の同級生と勉強するって。
私も高校の時に同じ経験したけど、そういう経験、出来るだけ小さい頃からさせてあげたいな。

私は、早速自分の子供を、来春、小学二年生で体験させようと思っている。

小学二年生のクラス
カラフルだねぇ

私が今回行った公立の小学校は、とてもmulti culturalなところで、いろいろなnationalityをバックグラウンドにもつ子供たちがいて、それって日本の子供たちが短期間かようのにはすごくいい環境。

もちろんみんな英語話すけど、いろんな肌の色が違う子たちがいるのが普段の風景。

オーストラリア自体がそういう国だし、カナダもそうだし、なんかね、自分が外国人という気にならないのね、それってすごく心地良いことなんだ。

生徒数が400人ほどのあまり大規模でない学校。

日本ってすごいハイテクなのに、教育関係ではとてもローテクだなぁと、またも思い知らされた。

電子黒板、日本の学校にも最近あるけど、こちらのほうがずっとハイテク。

チョークも、こんなペンみたいなチョーク使ってるんだって。
日本の伝統的なチョークはもうあまり使われていないらしい。

いやぁ先生もなんだかオージーって感じだわ。すごい熱く教育を語ってくれたけど。

いわゆる黒板というこんなやつは、古い校舎にだけあって、新しい校舎にはもうないんだって。

あ、うちでもやってるフォニックス。ネイティブの子もこうやって読みを習得するんだね。

授業では非常にインターネットを駆使しており、同じ年代の子供でもレベル差があるから、発達の早い子と遅い子と、レベルに応じて教材を変えて教えられるというのが、ペイパーの教科書だけを使っているのと違う利点のひとつだと聞いて、感心した。

カリキュラムに従って教えることは決まっている、でもそのゴールを達成するために、電子黒板を使うということで学校から与えられるソフトというだけでも圧倒的に量が多い、そしてインターネットも加わるから本当にあらゆる角度からの教材が集まる、それをどう選ぶかはその先生次第なんだって。

ビジュアルな教材から責める先生、オーディオな教材を好む先生、その先生のティーチングスタイルによると言っていた。

インターネットを使うレッスンだけがいいとは全く思わないけど、でも常に新しい情報、莫大な情報をレッスンで使うというオプションは、絶対的にレッスンの質をあげると思う。

もちろん日本の学校でもそういうことは可能だろうけど、こちらでは先生にとって、環境がとても整っている。
そしてその分、creativity(創造性)が授業に求められる。

日本のいわゆる学校教育って、外国人に、

「こんなハイテクな技術をもっている国なのに、なぜこんなに、教育現場は技術が遅れているのか」

とよく言われちゃうんだよね。

私はずっと教育関係の仕事なので、いつも日本の教育システムには興味があるし、常にいいものを求めていかなければ、世界に取り残される危機感もある。

私にできることはとても小さいかもしれないけど、常にいい情報を取り入れて紹介すること、そしていいレッスンを目指すということは、絶対的にうちの生徒ちゃんにも、もしかしてこれを読んでくれてる人にも、いいことだ。

と、そう信じて、日々、過ごしていこう。

と改めて思った最終日。

今、帰りのフライト中。
ラッキーなことに、飛行機がらがらで、足を伸ばして寝れそう。

おやすみなさい…

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